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東京五輪 男子サッカーQF 日本 0 ー 1 スペイン

こんにちは。

あ、暑い…。
太陽のギラつき具合がコロしにきてるぜ。

この中で、素晴らしいパフォーマンスを示すアスリートの皆さん、超人か!
すごいよね😄

さて、楽しみにしていた、準決勝スペイン戦。

スペインは、さすがトップランクの国のチームですね。
選手たちが高度にトレーニングされているのがよくわかる。

攻守の切り替えがめちゃくちゃ速い。

相手ボールが自ボールになるかならないかの段階から、
次のシーンをイメージして動いていました。
だから、攻守の切り替えがスムーズなんですよね。
美しさすら感じるくらい。

縦パスを入れるのが上手い。

これは日本に一番欠けている部分なんですけど、
攻撃のスイッチを入れる縦パスを、どのポジションの選手も巧みに入れてくる。
受け手もパスが無理になりすぎないように出し手との間隔を調整する。
この辺がオートメーション化されていて、実にスムーズで無理がない。

プレスバックが上手い。

自陣に走る時、相手選手のパスコースを遮るなどして、
選択肢を削っていくのが実にうまい。
日本選手がドリブルしても、最後には無理が出てしまうように、
うまく追い込んでいる。このさりげなさ、スマートだぜ。

このベースの上に個人のスキルが載っていました。

ぺドリは神童と言われていますが、派手に上手かったり速かったりするのではなく、
パスを受けた選手に選択肢を提供するようなプレイが実に上手かった。
このプレイビジョンは確かに天性ですね。イニエスタの後継者と呼ばれるのもわかります。

アセンシオは、チームに溶け込んでいるわけではなくて、
チーム的にはぺドリの方が機能するけど、
最後に違いをもたらせる選手という位置付けなのかなと思います。
そして、最後にやられちゃったけどねーーー!
シュートモーションに入った時、彼が外すイメージはなかったです。流石レアルの選手。

ククレジャはこんなに上手かったんだね笑。
ヘタフェでは肉弾戦が多くてファイターなのかと思ってたけど、
技術のあるファイターだったんだ。

他にもいろいろありましたけど、このあたりが特に目につきました。
日本も全然できていないわけではないのですが、スペインのプレイを見ていると、
雑に見えてしまう。

また、スペインのプレイに触発されて、
自らも同様のプレイにチャレンジしようとしていたのは面白かった。
周囲にレベルを引き上げられるというのは、こういうことなんだろうな。

そういう意味では黄金の120分だったと言えるでしょう。
こんなに経験値貯まる試合なかなかないよ。

勝てば自信もプラスされて、さらにすごかったけど、
惜しいところでやられてしまいました。残念!

でも、清々しい気持ちにさせてくれる、
クリーンでまさにスポーツの精神に溢れる試合でした!
ジャッジの偏りもなかったしね。

中堅国に足を踏み入れた日本ですが、
トップレベルはさらに高みにある。

それを埋めるには、トレーニングの質を上げ、
個人戦術とグループ戦術を向上させ、勝者のメンタリティ備える。

それができるのは、日本サッカーが順調に伸びたとして、
最低でも20年はかかるでしょうね。

2004年のシドニー五輪のチームは強かったけど、
今回のチームはさらに強いと言われたように…。

以下、個人的感想。

GK谷
今までには見られなかったほころびが出た試合でした。
フィードの質や、DFがプレッシャーをかけられた時のサポートという部分で。
伸び代は十分にあるので、このまま伸びていってほしいです。
権田を越える日は思ったより近いかも。

CB吉田
粘り強い守備、シュートブロック、ラインの統率、どれもハイレベル。
しかもクリーンにやってのけるスマートさ。
吉田がこのチームにいなかったら、
間違いなくここまで進めてなかったと断言できるくらいの活躍でした。

CB板倉
板倉のプレイは、今年に入るまでほとんど見たことがなかったのですが、
さすがマンCにスカウトされる選手ですね。ポテンシャルがすごい。
足元の技術、スピードに加えて、しなやかな強さと高さ。
最後の最後は彼のミスだったかもしれませんが、安定感も抜群でした。

SB酒井
橋岡も頑張ってたけど、酒井の経験値はやはり非常に大きいことがよくわかります。
OAにサイドの選手をあえて選出した森保監督の慧眼に感服です。
攻守でよく戦っていたし、ぶつかり合いもハートで負けていなかった。
ただ、ちょろちょろ危ないプレイするんですよね、この人笑。
前半にPA内でしたハンドは、故意ではないと判定されましたが、
PKになってもおかしくなかった。

SB中山
この大会で、めきめきと伸びている選手のひとりだと思います。
GLの初めの頃は、CBがSBやってる感じがとてもあったのですが、
この試合では足元の技術と落ち着きを存分に見せました。
対人の守備ももちろん強いですし、サイズもあるので、
これからA代表の常連になるんじゃないかな。

MF遠藤
この試合も大車輪の働きでした。
対人の守備があれほど強い選手がど真ん中にいるのは、
頼もしいとしか言いようがないですよ。
来年もシュツットガルトでプレイするのかな?
もっと良いクラブに行ってほしい気もするけど。

MF田中
遠藤と共に大車輪の働きでした。
遠藤ほどの強さはありませんが、アイディアがありますし、
献身的に走れる選手でもあります。
この試合でスペインが見せた、縦パスを磨いてほしいです。
そしたら、すごい選手になりそうです!

MF久保
奮闘していましたが、不完全燃焼の試合になってしまいました。
厳しいマークに、満足なプレイをさせてもらえたのは2〜3回くらいだったと思います。
それだけマークされていたということでもありますが、
満足にパスをもらえれば、もっともっとできるんだ!と
スペインに知らせたかっただけに、そこは残念でした。

MF堂安
攻守にわたり絶大な存在感を見せました。
チームが苦しい時には体を張り、チームが攻めている時には技術とアイディアを出す。
強さのある攻撃的MFはどんなチームも貴重な存在ですし、
これからもA代表で伸びていってほしいですね。

MF旗手
ニュージーランド戦の延長戦で、彼を左MFに上げたのは、
この試合のことも考えてのことだったのかもしれませんね。
中山がポジションを離れてプレイしなければならない時は、
しっかりとSBのポジションに入っていましたし、献身的な動きが目立ちました。
攻撃面では、判断の遅さが目についてしまいましたが、十分な活躍だったと思います。
GLの時よりたくましく、抜け目なくなってる気がするのは気のせいではないでしょう。
グラウンダーのクロスに合わせたシーンは、この試合で一番得点の可能性が高い場面でした。
あの場面で、あそこにいるってすごくないですか!

FW林
この試合も献身的なポストプレイが光りました。
ポストプレイヤーというわけでもないのに、この大会で一番伸びている選手ではないですか。
シュートの技術は荒削りなので、そこが改善されると大化けするかも。体も強いし。
最後の3位決定戦でも先発するでしょうが、得点を決めて欲しいです。
FWらしい面魂がいいですよね。

MF相馬
スペインにとってもっとも危険な選手だったのではないでしょうか。
左サイドに張り、走力で陣地を大きく取り戻しました。
鋭い仕掛けも効果十分で、あとはクロスの精度と自らのフィニッシュでしょうか。

FW上田
ゲーム展開的にスピードを見せるシーンはほとんどありませんでしたが、
ポジショニングが良く、パスの選択肢を増やす役割をこなしていました。
MFが疲弊してFWが孤立する場面が多かっただけに苦しかったですね。
上田が先発して林に交代でもいい展開でしたが、結果論ですしね。

MF三好
久保に代わり、前線でパスをさばきました。
FKのキッカーとしては、このチームで一番の選手じゃないでしょうか。
それだけ技術が高い選手で、ポテンシャルは絶大。
自分で決めに行くところで、もっと迫力が出るといいですね。
アセンシオみたいになれる可能性がある選手だと思います。

FW前田
右MFとして登場。
派手に速く、その走力で陣地を多く取り戻しました。
ヘッドの場面はフリーだっただけに枠に飛ばしてほしかった。
そのあと、ゴールポストに抱きついて悔しがってる姿が、なんかかわいかったです笑。

SB橋岡
後半、失点後に、吉田を前線に上げるために投入されました。
難しい場面でしたが、無難にタスクをこなしたと思います。
レッズにいた時、あそこまでしなやかな強さあったっけ。

Commented by ilike48 at 2021-08-05 06:52
はじめまして、。
少しサッカー観ました。
私はサッカーのことは詳しくは知りませんが、
スペインは強豪なんですね!笑
日本はアピールできたのかな…笑
Commented by yu-amano at 2021-08-06 07:12
> ilike48さん

はじめまして!

僕もすごく詳しいというわけでもないのですが、好きで観戦しています。スペインは世界ランク10位以内に常にいる国で、日本は20位台をうろうろしている感じでしょうか。試合後に讃えあう両チームを見ていたら、十分アピールできたと思います😄
by yu-amano | 2021-08-04 14:07 | 東京五輪2021 | Comments(2)

思いついたことをつらつらと。FF14プレイおやすみ中。


by yu-amano